クラゲのトリビア

台風と言えばサーフィンでしょう。ってことで先週末は千葉のほうに行ってきました。んで、クラゲに刺されまくりました。

痛いながらもクラゲに感動しまた。動物なのに、動物よりは植物に似ている気もする。なぜなら、五感のうち目も鼻も耳にあたるものがない、あるとすれば味覚と触覚ぐらいしかない（まあ五感っていっても全部感度を調整した触覚のバリエーションだけどね）でも、でも「脳」が・・・ないじゃん。cnidarians（←信じがたいが正しいスペルです）と言う種なのですが、もちろん一つ一つの細胞には核はある、システム全体の「脳」に当たるものがない。体中の神経が脳の役割を果たすのだろうけど、それだけでは多分味覚と触覚もないと思う。と言う意味で植物に似ているって言うことです。

脳もねぇのかよオイ！って早まって馬鹿にしたくなるけど、クラゲの足には地球の動物ではもっともコンプレックスな仕込みがあるんじゃないかと思って、マニアックだから調べてみました。恐らく一つ一つの細胞には小さなたんぱく質のバネがあって、その先には強力な毒の容器と注射器みたいなのがあるだそうです。でその隣に起爆装置の役割をはたす毛が一本立ってる。これが全の面する足の細胞にある・・・すげじゃんオイ、クラゲ・・・

何かに触れると被害者（この場合俺）を刺す。人間が考えるような仕掛を、人間が生まれる2億年ぐらい前から使ってるとは・・・すごくね～？

こうやって考えると刺されたことを光栄に思っています。2億年も味、香り、音、感覚すらもない世界で退屈だっただろうな。全くの暗闇の世界であまりの退屈さで進化した技術とこの世への憎しみ・・・痛いけど、喜んで受け取ってやろうではないか！

多分本人達は気付いてないけど、クラゲは口とケツが同じ穴だから味覚はないのはラッキーなんだよね。